3月4日 足りないものを補い よどみをなくす(気)

いせ山川クリニック 山川です。

今日は 小谷真生子 さん の 誕生日 です。

漢方のお勉強

身体の不調?
其れは 気血水 や 五臓六腑 働きや
バランスが 上手く行かないとき

当然 原因があるわけで
その原因に沿って 治療を考えるんですよね

現在の身体の状態
今回はわかりやすく 有名な分類で
ご紹介します。

身体の状態は
いろんな条件で 変化しますし
紹介する状態が 共存する事も有るんですね

気血水のバランスで 分けてみた体質

まずは 気 です
他にも細かい分類はありますが
今回は
気虚 と 気滞 について

気虚とは 気が不足している状態
血液循環 や 代謝が落ちるので
症状は全身に広がります
全身倦怠感
気力体力の低下
気分の落ち込みや 無力感(全身 肺)
日中や食後の眠気(脾)
食欲低下 あっさりしたのもを好み
量も減っている(脾)
風邪をひきやすい(肺)
目や声に力が無く 口数が少ない(心と肺)
腎では 頻尿 多尿の原因となる
ここでは 気を補う 補気薬が 治療に使われるんですね

よく知られている 生薬として
甘草 黄耆 人参 茯苓(ぶくりょう)
小麦(しょうばく) 大棗(たいそう)

漢方薬としては 補中益気湯 六君子湯
人参養栄湯 十全大補湯 などがよく使われますね

もう一つの 気滞 とは
気の流れが滞る状態
ですから 気鬱というような
精神的な症状が出てくるのが有名
肝に影響が出ると
易怒性 や 寝起きが悪い 
特に午前中の調子が悪く
胸腹部の圧迫感や痛みが出ると考えられています

こういった状態には
気を巡らすクスリとして 理気薬 が使われます。

生薬として 柴胡 陳皮 半夏 厚朴
漢方薬では 安中散 加味逍遙散
半夏厚朴湯 抑肝散 柴胡加竜骨牡蛎湯 
僕も よく使います

もちろん その人に合う 合わないは
試してみてわかる事です
経過の中で 変わる事もあるから
なかなか 奥が深いんですよね

明日は 血 についてです

さぁ~て 今日 も 顔晴って いきま笑か!
デージー(雛菊,長命菊) Daisy
美人,無邪気