3月5日 足りないものを補い よどみをなくす(血)

いせ山川クリニック 山川です。

今日は 松山ケンイチ さん の 誕生日 です。

漢方のお勉強

身体の不調?
其れは 気血水 や 五臓六腑 働きや
バランスが 上手く行かないとき
当然 原因があるわけで
その原因に沿って 治療を考えるんですよね

現在の身体の状態

今回はわかりやすく 有名な分類で
ご紹介します。
身体の状態は
いろんな条件で 変化しますし
紹介する状態が 共存する事も有るんですね

気血水のバランスで 分けてみた体質

今日は 血 です
他にも細かい分類はありますが
今回は
血虚 と 瘀血(おけつ) について
血虚とは 血が不足している状態
脾胃の消化吸収力が低下して、血の原料不足になったり
出血が多くなっていたりして起こると考えられています
そうなると、顔色不良 目のかすみ
耳鳴や頭痛 ふらつき
爪の割れや 逆むけ 髪のパサつきや皮膚の乾燥
現代社会では 無理なダイエットや偏食
夜更かしや種々のストレス 思い当たること 有りますよね
こういう時には 補血作用のある生薬
地黄(じおう) 牡蛎(ぼれい) 芍薬 当帰などなど
漢方薬だと 疎経活血湯 当帰芍薬散
当帰四逆加呉茱萸生姜湯 酸棗仁湯 等
証に合わせて を処方しています

瘀血 血の流れが悪くなっている状態
冷えだとか運動不足 偏食 不規則な生活が原因で
気滞 や 気虚によっても起こると考えられています
顔色不良と言っても 血虚のとはちがって
いわゆる 目にクマができる 
歯茎は赤黒く 血が出やすい
生理痛も強く 肩こり 首こり
おもに 午後から夜になってくると
調子が悪い
こういった場合には 駆於血剤(くおけつざい)として
生薬 芍薬 川芎(せんきゅう)当帰 牡丹皮 鬱金 などが有名

漢方としては 証に合わせて
温経湯 加味逍遙散 桂枝茯苓丸 桃核承気湯 等を
処方しています

男性よりも 女性の方が 瘀血になりやすいと言われていますが
共に 冷え への対策が とても重要ですね

次回は 水 についてです…

さぁ~て 今日 も 顔晴って いきま笑か!
三椏(紙の木) Mitsumata
意外なこと