いせ山川クリニック 山川です。
今日は ペネロペ・クルス さん の 誕生日。
片頭痛の治療は
急性期治療 と 予防治療の 両輪で進めるのが
理想です
急性期の治療は
まず、早く効果が出ること
そして 薬は 最小限にすること
できるなら 患者さん自身で薬が使えて
更に追加しなくて良いようにする
費用が高くならない
副作用が出ない
こんなところが大事な点です
それに加えて
予防療法は
頭痛発作の回数や持続時間を減らす
急性期治療の効果を増大させる
医療費の抑制が出来る
こういったことが期待されます
以前は 片頭痛発作が月に2回以上あるいは6日以上ある方に 予防療法を検討する
こういったガイドラインでしたが、
新しい物は
片頭痛発作が月に2回以上、あるいは生活に支障を来すような頭痛が月に3日以上ある方では、予防療法の実施について検討してみることが勧められる。
こういいう風に変わりました
我慢することも ある程度は大事なことですが
生活に支障が出るような場合は
痛み止めにだけじゃ無くて
しっかりと 予防薬を試してみましょうってことなんです
これは、新しい薬が出てきても
基本的に変わらないと思います
予防薬なんて 効果無いよね?って
患者さんがそう考えるのは無理もありませんが
残念なことに
頭痛専門医でも 予防療法を
あまりすすめないところもあるようです
じゃぁ〜どうするのかっていうと
痛み止めを沢山出しておきましょう!!!!ってことになる
その先は 薬物乱用頭痛って
本当に辛い状態になってしまいます
100%上手くなんてことはありませんが
予防療法は かなり効果が出ています
色々工夫が必要です
それでも上手く行かない人に
効果が期待できる
最新の予防療法が 抗CGRP製剤なんです
ただ、この最新の治療方法でも
10%の方は 効果が出ないこともわかっています
まだまだ難しい問題は残っていますが
痛み止めだけに頼って
我慢我慢の生活から 一歩踏み出せる
可能性がでてきましたので
よく考えて トライしてみてくださいね
さぁ〜て 今日も
顔晴って いきま笑か!
著我(胡蝶花) Fringed iris
反抗的