4月4日 一手間かける

いせ山川クリニック 山川です。

今日は 桑野信義 さん の 誕生日 です。

年度初めの挨拶も終わって

今日から 本格始動でしょうか?

世の中は 止まっていませんからね…

つい先日の話。

小綺麗にして

背筋も伸びていて

しっかりと此方を見て

話をしてくれる方が

ご家族と来院されました

かなり

かな〜り 耳が遠い…

家族さんが左側から大きな声で

話をしてくれるんです

右の耳からその声が聞こえるような

大きな声で

それでも

話は全然かみ合わないんです

もちろん、本人の声も 大きくなります

一生懸命自分の症状を訴えようと

更に大きくなって

外の人達は 喧嘩をしているように

思えたでしょうね…

補聴器は?

嫌だと言ってつけてくれません

いつもこんな調子ですか?

いえいえ もっと酷いです…

目はよく見えますか?

恐ろしいくらいよく見えます!

だったら…ってんで

チョイとお手伝い

PCは二画面なので

1つをご本人によく見える角度に変えて

文字を大きくしてワードを打ち始めました

「頭のCTを撮りましたけど、どこにも異常が無くて

よかったですね! 気をつけることは

他にあるので、ご説明しましょうね。」

その瞬間 

「あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」って

全員が顔を見合わせて…

この 声って どうなんだろうか…..

はっきりとした声で

有り難う! 有り難う! よかった〜!!!!

その後、僕は本人の顔を見ながら

必死にタイピング

それなりに早く打てるので

本人の質問にも

すかさず 打ち込んでいきます

ご家族も「これって よくわかりすね

自分たちも 聞き間違いがあるんだけど

聞き直すのもどうかと思って

そのままにしていますけど、

文字でも確認できるのがうれしいです。」って

いま、介護施設や いろんな所で

会話が文字に出来る ツールが使われています

必要以上に近づいたり

声を大きくする必要もありません

自宅では 音声認識アプリで

文字を打たせて、其れを本人に見せるよう

お薦めしました

家族も大きな声を出さなくて良いし

本人も穏やかに出来るし

会話自体が全然違ってきます

CT画面の横に ワードの画面を出すだけのことでしたから

此方としても 凄く快適に

診察と説明が出来ましたよ

補聴器は?

骨伝導は? 

あぁ〜駄目か…  って

そこで終わってること 多いですよね

どうせ無理 ではなくて

こうすれば? って

誰かが言ってましたよね…

案外身近なところに

ヒントがあるかも です。

さぁ〜て 今日も 

 顔晴って いきま笑か!

マーガレット(木旬菊) Marguerite

恋占い,誠実な心