3月7日 足りないものを補い よどみをなくす(水)

いせ山川クリニック 山川です。

今日は 高山文彦 さん の 誕生日 です。

漢方のお勉強

身体の不調?
其れは 気血水 や 五臓六腑 働きや
バランスが 上手く行かないとき
当然 原因があるわけで
その原因に沿って 治療を考えるんですよね

現在の身体の状態
今回はわかりやすく 有名な分類で
ご紹介します。 身体の状態は
いろんな条件で 変化しますし
紹介する状態が 共存する事も有るんですね

気血水のバランスで 分けてみた体質

今日は 水 です
他にも細かい分類はありますが
今回は
陰虚 と 水毒 について

陰虚とは 津液(たいえきのこと)が不足している状態
皮膚や粘膜の潤いが無くなる
熱が出てもそれを下げることが出来無い
尿量が減って 膀胱炎も起こしやすくなるし
便秘にもなる
舌も乾いて 味がわからなくなったり
舌が痛いとか 痺れるとか

肺が陰虚になると 当然 咳が増えて肺炎をおこしたり
腎(あくまで漢方の腎)の陰虚で 眩暈、耳鳴り 手足のほてり
こういう時には 補陰薬 を使います
人参 麦門冬(ばくもんどう) 地黄 などなど
漢方薬だと 麦門冬湯
六味丸 麻子仁丸 滋陰降火湯 等
証に合わせて を処方しています

水毒 これは 津液が 滞った状況です。
これも気と同じで
冷えだとか運動不足 がかなり影響するんです。
身体が冷えて 動きが悪くなって 代謝が落ちて
むくんだり 脂肪がついて 太りやすい
特に 雨や曇りの日に調子が悪くなる
何だか喉の通りがわるい 頭痛 眩暈 関節痛もつらい
これには 利水 ですね。
こういった場合には 
生薬
麻黄 半夏(はんげ) 白朮(びゃくじゅつ)
桂皮 厚朴 牛膝(ごしつ) 薏苡仁  などが有名

漢方としては 証に合わせて
防已黄耆湯 半夏白朮天麻湯 牛車腎気丸
清肺湯 半夏厚朴湯 等を
処方しています

全て 不足しても 余っても
ろくな事は無い 
中庸が よろしいようです

ホメオスタシスが カバーできる範囲であればいいのですが
それを超えないように 無理しないことですね

さぁ~て 今日 も 顔晴って いきま笑か!
三椏(紙の木) Mitsumata
意外なこと