3月30日 どんなときに 漢方か?③

いせ山川クリニック 山川です。

今日は  セリーヌ・ディオンさん の 誕生日 です。

どんなときに 漢方が良いと考えているか?

4つのタイプがあるとされています

①西洋医学的な標準治療よりも効果があるかもしれない!って考えられるとき

②標準治療と漢方を併用することでより効果的になる可能性があるとき

③標準治療に漢方を加えると標準治療の副反応、副作用を軽減できるとき

④標準治療が出来無い場合、漢方治療が使えそうなとき

昨日の続き
③標準治療に漢方を加えると標準治療の副反応、副作用を軽減できるとき

抗癌剤治療で苦しむことがあります
食事が摂れないとき
ビタミン、微量元素、カロリーは必要ですが
気力 食欲 体力は そう簡単に改善しません

そんな時 緩和医療でも 漢方が活躍しています

代表的な物として 補中益気湯 十全大補湯があります

化学療法で 口内炎が出来たときや
特定の薬剤による 下痢に 

半夏瀉心湯を
チョイスされる先生も ふえてきました

特定の薬剤使用時の 口渇症に 麦門冬湯も
よく使われますね

④標準治療が出来無い場合、漢方治療が使えそうなとき

アレルギー 副作用 年齢制限 そういった理由で
標準治療が受けられない方もみえるんです

副作用を抑える効果もあるので3のタイプに入るとも言えますが
特に難しいのは自己免疫疾患の治療です

関節リウマチ 全身性エリテマトーデス(SLE)
Sjögren症候群 等が その代表

ステロイドや痛み止め 治療薬の副作用が出やすく
実は 漢方も よく選んで頂かないと
薬が効きすぎたり、副作用が酷くなることもあります

ですから 薬を出して頂くときには
今使っている薬の情報は 出来るだけ出して下さいね

わからない場合は 担当の病院や先生 もしくは
かかりつけ薬局に連絡して
情報を取り寄せる事ができる場合もあります

受診前に 出来るだけそう言った準備をしておくと
診察自体もスムーズになるので
ご協力下さいね

さぁ~て 今日も 
顔晴って いきま笑か!
山吹(俤草) Kerria
謙遜