6月17日 最後は 人だからね、、、

いせ山川クリニック 山川です。

今日は 菊池雄星 さん の 誕生日 です。

特発性正常圧水頭症(iNPH)

脳室という 脳の中に髄液が入っている袋状のものがあるんですが
60歳以上の高齢者に多くて
CTを撮った際に 見つかる事も増えてきています。

脳室の大きさは 個人差があるので
大きいから駄目!とか言う物ではありません。
ただし、速く歩けなくなる、ふらつくなどの軽い歩行障害が出てくる。

すり足歩行、小刻み歩行、開脚歩行、すくみ足、突進現象といった
パーキンソン病を思わせる症状とは
よくしんさつすると ちょっと違います(似ている事もありますけどね)。

ただ、症状が進むと 当然、よくこけるので、
頭をぶつけたり 骨を折ったりして
救急搬送されるんです。

他には もの忘れや 尿失禁

これがそろってくると
あぁ〜 認知症だよね!!!って
家族や医療関係者も 考えてしまう事がある。

でも、よく診察して 検査すると
実は 特発性正常圧水頭症という病気で
これを手術したりして
よくすると
認知症のような症状も 良くなる事が
ありますよ! だから 
よく調べてもらいましょうね!って有名な話。

ただし、その診断が結構ファジーなところが
有ったんです。 

画像所見についても
確固たる指標がなかったんですが
今回 AIを使って
どこを どのように測定すると
ブレの少ない評価が出来るかって事が
出来るようになってきたんです

AIを使う診断補助は
どんどん進化しています


一般医師の半分しか読影出来ないような
胸部レントゲン写真でも 98%以上の
精度で見つけるソフトもあるとか…

内視鏡で癌判別のサポートや
病理診断のサポート

どんどん 早期発見に繋がると良いですね

ただし!
出ている結果を 見ていなかったという
お粗末だけは ご勘弁頂きたい…

さぁ〜て
今日も 顔晴って いきま笑か!
野薔薇 Polyantha rose
詩,才能